謹啓 檀信徒の皆様には日頃より当山護持のため、格別のご配慮・ご尽力を賜り誠にありがとうございます。
さて、現在の客殿・庫裡は昭和46年に建てられ、すでに50年近く経過した建物で、皆様に利用していただく客殿として、大変ご不自由、ご迷惑をおかけている状態であります。
一方、近年、防火防犯の強化が図られ、建物の耐震・免震の意識も高まり、特に東日本大震災以来、国の建設基準も一層厳しいものとなっておりますことはご存じの通りです。
そのようなことを考慮致しますと、多くの皆様に利用していただく客殿としては、安全性においても憂慮すべき状態といえます。
このような折、有り難くも総代・世話人をはじめ檀信徒各位の再建への熱い思いから、幾度かの協議を重ねた結果、客殿・庫裡の建設に着手することになりましたのでご案内申し上げます。
平成33年には、宗祖日蓮大聖人御降誕80O年の記念すべき聖日を迎えます。この記念の浄業成就を志し、当山復興のための記念事業を計画し、以て報恩の一分に致したいと念願する所存であります。
客殿は寺院活動の上で不可欠の建物であり、主に檀信徒の皆様に法事の待合室として利用していただくものでありますが、特に法事の後に供養の席を設ける皆様にとりまして、一層の設備の充実化を図り、皆様のご要望に応えるべき便利な建物を造りたいと存じます。客殿が完成致しますと、バリアフリー化はもちろんのこと、本堂への移動もスムーズになります。
もとより寺院は檀信徒のコミュニケーションの場であり、各種会合・文化活動などの情報収集の場として大いに利用していただく場です。寺檀一丸となって復興に邁進する所存でございますが、あせまして日々ご参詣の皆様にも広くご支援ご協力をお願い申し上げる次第です。
社会の経済事情誠に厳しい折柄、檀信徒の皆様に浄財勧募をお願いすることに相成りますが、お寺としてもいつまでも皆さまに不安とご不自由をおかけするにはいかず、上記の事情をご賢察の上、趣旨にご賛同、ご理解賜りますよう伏してお願い申し上げます。
宗祖日蓮大聖人御降誕8OO年記念事業「客殿・庫裡新築」に伴う浄財勧募のお願いの詳細は下記へお問い合わせください。